DN-EPS
Direct & Natural feeling  Electric Power Steering


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 概要


 主な技術

 実施例

 長所

 短所

 補足


補足


従来型EPSとDN−EPSには、次の特徴があります。

■ 従来型EPSは、
常にアシスト機構の影響を受けますから、
アシストが不要な、ステアリングの中立位置付近では、次の特性になります。

  @ 動かし始めが重く、動くと急に軽くなる。
     または、軽く動き始めるが、いつまでも軽い。


    そのため、細かい操舵が困難であり、
    ステアリングの中立位置は、操舵力からは正確に分かりません。

  A タイヤからの力によって操舵機構が動きにくい。

    タイヤからの弱い力はアシスト機構が遮断するため、
    ステアリングインフォメーションは有りませんし、
    タイヤとステアリングホイールの動きには常にズレを生じます。
    旋回中に操舵力を弱めるだけでは、車両は直進まで戻りません。
    また、カーブの外側が高くなっていても、車が自ら曲がろうとしません。

 以上のような特性の従来型EPSは、僅かな進路の修正が困難なため
走行距離の99%以上と言われている、道に沿って、ほぼ真っ直ぐ走るときでも、
目標の進路から、常に右や左に外れるため、常に右や左に修正操舵が
必要です。
 特に、高速では、僅かな操舵が進路に大きく影響するので、
常に緊張する、不自然な運転が強いられます。

 この症状の原因は、アシスト機構の構造や内部の摩擦、
また、フィードバック制御という根本的なものですから、
従来型EPSにおいて、この症状を解消することはできません。



■ DN−EPSは、
 アシストが不要なときにノンパワステと同様の状態にすることにより、
旋回中に操舵力を弱めれば、セルフアライニングトルクによって、
車両は自ら直進状態に戻ろうとしますし、また、車両が直進状態のときの
ステアリングの中立位置付近では、操舵力がほぼ無い状態になっていて、
その位置から操舵角の増加に応じて、徐々に操舵力も増加する特性
(いわゆるN感が有るため、操舵力から中立位置が明確に分かり、
さらに、ステアリングインフォメーションが豊かあるため、
道に沿って、ほぼ真っ直ぐ走るときは、セルフアライニングトルクによって
安定している直進状態を、操舵力をアナログ的に加減することによって、
容易に、右や左に僅かに修正できますから、目標の進路から大きく外れることが
無いため、リラックスする、自然な操舵フィーリングです。




ご参考:
 下記の本の”#01<真っ直ぐ走る>を考える” (P.43〜)にて、
操舵し易いステアリング特性について説明されております。

(株)三栄書房 2015/9/29
「営業バンが高速道路をぶっ飛ばせる理由」
國政久郎 (著), 森慶太 (著)

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